食品衛生上、9月には注意したい点はどんなことでしょう
9月は「残暑」と「秋の気配」が入り混じる時期なので、食品衛生上も気を抜けません。特にマルシェや屋外販売では以下の点に注意すると安心です。
9月に注意したい食品衛生のポイント
1. 気温・湿度による食中毒リスク
- 9月前半はまだ 30℃近い日や蒸し暑さ が続くこともあり、細菌が繁殖しやすい環境です。
- サルモネラ、黄色ブドウ球菌、腸炎ビブリオ、大腸菌などによる食中毒が起こりやすい時期。
冷蔵管理・迅速な提供・長時間の常温放置を避ける ことが大切です。
2. 原材料の取り扱い
- 生クリーム、カスタード、カットフルーツ → 痛みやすいので要冷蔵。氷や保冷剤を十分に準備。
- 焼き菓子系(クッキー・フィナンシェ等) → 常温で日持ちするのでマルシェ向き。
- 仕入れた果物は、必ず 水洗い・消毒 をしてから加工。
3. 製造・販売時の注意
- 手袋・トングの使用:直接手で触れない。
- 小分け包装:まとめて並べず、1つずつ個包装やカップ詰めに。
- アレルゲン表示:卵・乳・小麦・ナッツなど必ず明記する。
- 温度管理:冷たいスイーツはクーラーボックスや保冷ショーケースを利用。
4. マルシェ特有の注意点
- 屋外販売は 直射日光・高温対策 が必須。テント・パラソルで日陰を確保。
- 氷水やドライアイスを活用して、見た目の安心感も与える。
- 「〇時までにお召し上がりください」といった 消費期限の目安 をしっかり伝える。
9月は「まだ夏の暑さが残る」ので 冷やす工夫・清潔な取り扱い・日持ちする商品選び が大切です。
特にマルシェでは「手に取りやすさ+安心感」が信頼につながります。