食中毒を起こさないためには?
梅雨時は湿度と気温が高く、食中毒菌が非常に繁殖しやすい季節です。お菓子作りでも注意が必要です。以下に、食中毒を防ぐための基本的なポイントをまとめました。
食中毒を防ぐための基本の「3原則」
① 菌を「つけない」
- 手洗いを徹底:お菓子作りの前後、卵や生の果物を触った後には石けんでしっかり洗う。
- 道具・器具の清潔保持:まな板、包丁、泡立て器、ボウルなどはしっかり洗ってから使用。
- 生ものと接触しないように:例えば、生卵を触った後に焼き上がったお菓子に触れない。
② 菌を「増やさない」
- 常温放置を避ける:クリームや生フルーツを使ったケーキは特に注意。完成後はすぐに冷蔵庫へ。
- 冷却時間の管理:焼き菓子を冷ます際も、ダラダラ室温に置かず、粗熱が取れたら速やかに保存。
- 冷蔵庫の温度確認:設定温度は5℃以下が理想。詰め込みすぎないように。
③ 菌を「やっつける」
- しっかり加熱:卵、小麦粉など加熱するものは中心までしっかり火を通す(特にプリン、スポンジなど)。
- 再加熱できるものは再加熱:例えばミルクを使ったソースなど、作り置きする場合は再加熱してから使用。
🎂 特に注意が必要なお菓子
- 生クリーム使用のケーキ:冷蔵保存必須。夏場は持ち運びに保冷剤をつける。
- カスタードやチーズケーキ系:卵・乳製品を含むので菌が繁殖しやすい。早めに食べきる。
- ゼラチンを使った冷菓:固まっていても雑菌が増える可能性があるため、冷蔵保存+早めの消費を。
🌡️ 持ち運び・販売する場合
- 保冷バッグ+保冷剤は必須。
- 常温で長時間持ち運ぶ場合は、クリーム系より焼き菓子(パウンドケーキ、クッキーなど)が安全。